FXにおけるダウ理論とは
ダウ理論とはリチャードダウがウォールストリートジャーナル紙に寄稿した論説を元に考え出されたテクニカル分析の理論です。そもそもこのリチャードダウとはどのような人かと言いますと、アメリカのジャーナリストでダウジョーンズ社を設立したことで有名です。ダウ自身はもともとNY証券取引所での相場に関する記事を主に担当していました。
その経験から1882年にダウジョーンズ社を設立してニュースレターを配布しそれが発展して後にウォールストリートジャーナル紙となった経緯があります。いわゆるテクニカル分析における先駆者の一人であると言われています。ダウ理論の基本法則としては次の6つの法則があると言われています。
それは①すべての市場価格に織り込まれる。②3種類のトレンドがある。③主要トレンドは3段階から成り立っている。④2つの株価平均でシグナルが確認されなければいけない。⑤トレンドは出来高でも確認されなければいけない。⑥明確な転換はシグナルが発生するまで、トレンドは持続する。
以上の6つより成り立っています。もともとは株式市場での分析方法として考えだされたので、FXでは使えない法則もありますが、逆に同じ相場なので十分に力を発揮する法則もあります。