イタリアの大数学者フィボナッチが解析するFXの法則性
1.618、この数字はFX投資に勝つための鍵だ。
これは18世紀のイタリアの数学者フィボナッチが発見した法則から導き出された数値だ。いわゆるフィボナッチ数列と呼ばれるもので、木の葉の枝分かれやカタツムリの渦の広がり方等が1.618倍に増えていくというものだ。具体的に数式で表すと(1+ルート5)÷2で表される。
これが適用されるのは自然界の動植物であるが人間界でも適用されている、それがFX投資のテクニカル分析の世界だ。分析方法は簡単である。高値と安値の差について、その38.2%、50%、61.8%を押し目買いのポイントを予測するものだ。もちろん、これは予測のためのツールであるので実態と異なる場合が考えられる。
常に予測と実績値の差異を記録して、今後の投資に活かすことが大切である。この法則は伝説の投資家ラリー・ウィリアムズも参考にしたといわれる必勝予測法の一つとされているから、FX投資家は一般教養として身につけておいても損はないだろう。
電卓やエクセルがあれば簡単に計算と検証ができるお手軽なテクニカル解析法なので、数学が不得意な文系投資家もどんどん利用してほしいと思う。ひょっとしたら新たな法則を発見する手がかりとなるかもしれない。