スワップで比較
FX会社名 | 豪ドル円 | 南アフリカランド | トルコリラ円 |
---|---|---|---|
ヒロセ通商 | 50円 | 150円 | 115円 | GMOクリック証券 | 38円 | 120円 | - |
DMMFX | 29円 | 120円 | - |
JFX | 50円 | 150円 | - |
FXブロードネット | 19円 | 40円 | - |
YJFX | 36円 | 130円 | - |
外為どっとコム | 24円 | 70円 | 72円 |
※2016年9月29日現在
長期運用でスワップ金利を目的としたトレードをするなら、スワップポイントを比較することが大事です。スワップポイントとは各国の政策金利を基にFX会社が独自に試算した金利差を反映したものになります。
早い話が対象通貨ペアの買いポジションを持っていれば上記のお金が毎日貰えると言う事です。但し、逆に売りポジションを持ってしまえば払わなければならないので注意が必要です。売りと買いのスワップポイントは違う場合もありますので各社のHPでご確認ください。
また、このスワップポイントは日々少しずつ変化します。これは各国のファンダメンタルズ情勢を鑑みたうえで変わる事であり、各国の銀行間金利が日々変化するようにFX会社もそれを基にスワップポイントを変化させます。これは定期的にチェックしておかないと、各FX口座間で有利不利が入れ替わってしまうなど変化も激しいものなので注意が必要です。
スワップ金利はどうやって決まるのか?
先ほども少し説明ましたが、スワップ金利は各FX会社で違いが出ます。基本的には各FX会社はインターバンクからスワップポイントを渡されますので、それによって設定を変えたりします。例えば、豪ドル円のスワップポイントが50円でインターバンクから仕入れているなら、FX口座へのスワップ金利は45円にしようとか、50円あげようとかFX会社が決めます。
これはスプレッドにも言える事なのですが、カバー取引をしている場合はこのようになりますが、フル呑みであればこれは関係ありません。FX会社が勝手に決めて投資家がそれに応じるかどうかになります。フル呑みFX会社であれば、FX投資家がトレードで損をしてくれればその分がFX会社の利益となるためスワップ金利などもそれを誘発するための1つのものと考えられています。
投資家からすれば、カバー取引をしていようとフル呑みをしていてもあまり関わりがないように思うかもしれません。ただ、投資家の損がFX会社の利益なるような利益相反の関係はどこかで無理が生じるため、あまりお薦めはできません。FX会社を選ぶ際にはそのあたりもポイントとなるでしょう。
スワップ運用で心がける事
スワップ運用は短期売買とは違ってポジションを保有しておけば、後はすることはないと思われている人もいますが、それは大きな間違いです。スワップ運用こそ高度な計画と相場経験が必要なのです。そのポイントをここではご紹介します。
スワップ金利というのは各国の政策金利やインターバンクの相場で頻繁に変わるので、ポジションを保有したからと言って放置せずに毎日状況を確認することが望ましいです。毎日が難しいなら数日や最低1週間に1度くらいはうまく運用ができているか確認しましょう。為替変動が大きくリスクが高くなると計画を立て直す必要も出てきます。
スワップ運用はあらゆるリスクを想定しながら計画を立てることが基本です。特に大事なことは急激な為替変動に耐えられるかどうかです。リーマンショックや3.11時など急激な円高が進行したため、これまでスワップ運用として持っていたポジションが軒並みロスカットされて、大きな損失が出たという人も多いので、そういう時にも耐えられる資金繰り計画が必要です。
FXではレバレッジを高めにして効率よく稼ごうとしてしまいますが、きちんと管理をしていないと為替変動でポジションがロスカットとなってしまい損失を出してしまうこともあります。だから、慣れるまではレバレッジは低く設定しておくことが良いでしょう。また、不測の事態に備えて余剰資金はいつでも出せるようにしておくとベストです。クイック入金を使えば即座反映ができるのでロスカットを免れることができます。
各国の政策金利の違いを確認しよう!
各国の政策金利一覧
日本 | 0.1% |
---|---|
アメリカ | 0.5% |
ユーロ | 0% |
オーストラリア | 1.5% |
NZランド | 2.0% |
南アフリカ | 7.0% |
トルコ | 7.50% |
※2016年8月19日
スワップ運用をするうえで各国の政策金利はベースとなるのでそれを押さえておくことは重要です。この政策金利が変化すればスワップ金利にも反映するのはもちろんですが、長期的な為替トレンドも決定付けてしまうので、これは必ずチェックしておいたほうが良いです。
現在は日本の金利が他国より低い(ユーロ以外)ので円売り・外貨買いを行うえばスワップ金利がもらえるようになります。この差が大きくなればなるほどスワップ金利の設定金額も基本的には変わってくるので、そのあたりにも注意して運用するようにしましょう。