勝手にＦＸ口座を凍結されることがあります！
はい、ＦＸ口座がＦＸ会社の裁量で凍結されることはあります。
これも衝撃的な事かもしれませんが、口座申し込みの際の約款にちゃんと書かれているので、ＦＸ会社が勝手に口座を凍結することはできます。凍結とは売買ができなくなることであり、出金などの清算はできます。ポジションを持っている場合なら決済した直後になることが多いらしいです。
なぜ、ＦＸ会社は勝手に口座を凍結するのか？ということですが、ＦＸ会社の言い分として多いのは、まず借名口座の疑いがあるからです。これは他人の名義で取引をしていることを疑われればアウトになります。現在、マネーロンダリングなど厳しくなっているので同じ人が他人名義で取引をしていると疑われれば凍結となるやすいです。
次に、システム売買の疑いがある時です。例えば、ＭＴ４やシストレを扱うようなＦＸ会社が認めたシステム売買なら問題はありませんが、裁量トレードしか提供していない会社で自分でシステムを組んで売買することは禁じられているため、この嫌疑がかかれば凍結の恐れが高まります
多くの場合はシステムを組んで人力ではできないような秒速のトレードをすることが多いためすぐにわかるようです。
そこで、もう一つの疑問がどうして自分でシステムを組んでトレードをするのがダメなのか？になりますが、これはＦＸ会社が損をするからです。システムを組んでトレードをする場合のほとんどは他社のレート差のずれを狙って利益を上げようとします。
例えば、ＡというＦＸ会社はＢというＦＸ会社に比べてレート配信時間が遅いとします。ということは、Ｂのレートを見ていればＡの会社で利益を上げる事が容易にできることから、この差を狙って稼ぐのです。この差は人間で追いつけるものではないため、システムを組んで大きなロットで一気にやってしまうというものです。
これをされれば、呑み屋のＦＸ会社であれば直接自社の損失に繋がりますし、カバーしている会社であってもインターバンクより良いレートを貰えなくなってしまうため血眼になってチェックして口座凍結をしようとするのです。
それほど心配する必要はない
普通にＦＸをしていれば口座凍結をされる心配はありませんが、上記のことをすると口座凍結リスクが高まるでしょう。凍結された場合は、こちらが何を言っても受け入れてもらえませんし、理由も明確に教えてくれません。