テクニカル分析とはチャートを活用して売り買いのポイントを判別する手法であり、FXトレーダーの多くの人がこのテクニカル分析を頼ってトレードをしています。

テクニカル分析の良い点としては、あやふやな理屈ではなく誰でもわかるような明確なトレードポイントを知る事ができることです。いわゆる相場観と言われるものであれば、解釈の仕様によっては売買ポイントが変わってしまいますが、テクニカル分析であれば誰が見ても売買ポイントは同じであり学習した事をそのまま使いやすいです。多くのトレーダーが活用している事もあり、節目と呼ばれるポイントではぴたりと決まる場合も多く、大衆心理を掴むためには必要不可欠なものであると言えるでしょう。

逆に、誰もが活用しやすいという点から、それを利用して市場をかく乱する勢力にやられる事もあります。例えば、移動平均線分析法では通常であればゴールデンクロスすれば買い、デッドクロスすれば売りと言われていますが、その通りに行えば逆になる事も少なくありません。これはゴールデンクロスやデッドクロスを狙って仕掛けている投資家がいるからです。大衆心理が読みやすい分、逆利用されることもあるので注意が必要です。

テクニカル分析だけでなくFXは難しく捉えようとうする人が多いですが、難しく考えれば考えるほど勝てなくなります。何事もシンプルイズベストと言われるようにシンプルに考えてトレードをしたほうが上手く行く場合が多いです。例えば、FX初心者がテクニカル分析を活用するなら移動平均線や平均足からスタートするのが望ましいと思います。一目均衡表など良い面もありますが、理解しきれないまま活用すると墓穴を掘る危険性もあるので理解しやすいシンプルなものを選びましょう。

上図は平均足（コマ足）ですが、赤になれば買い、青になれば売り、をひたすら守ってトレードをしていればある程度の確率で勝ちますし、利益幅も確保できると思います。上下のヒゲは無視してシンプルに考えて実行していけばいいと思います。途中でダマシにあって損切りすることもあるかもしれませんが、それでも10回くらいは同ルールでトレードをしてみてトータルの結果を取っていくべきだと思います。