スリッページに気をつけろ！
スリッページって何ですか？
発注した際に値段が飛ぶ事です。
スリッページとは、例えば、ドル円が100.000だったので買い注文を入れたのにも関わらず、約定した値段が100.003だったりする事です。本来買いたいと思った値段より不利な値段で買わされる事です。スリッページはＦＸの仕組み上どうしようもない所もありますが、明らかにこれを利用して投資家の不利になるレートで約定させようとする所もあります。スリッページが起こる理由を解説したいと思います。
レートが変動してたまたまついた
これは為替相場が変動している時にここだと思って注文をしても、相場自体が動いているので本当にそのレートが付いてしまうことです。これは約定能力が低いＦＸ会社であれば反応が遅いわけなので、このように感じてしまう事が多いです。また、インターバンクからレートを多数引っ張ってきてできるだけ生のレートを表示させるパターンも起こりやすいです。この場合は人間の認知が追い付かないパターンとなります。
わざとスリッページを誘発させる
スリッページとは滑りと言われますが、「つるっつるに滑るな」と揶揄されるように、ＦＸ会社がわざと投資家に不利なレートで約定させる事もあります。ただ、これは為替相場の状況や取引システムのスペックのせいにされれば投資家はどうしようもないため泣き寝入りとなります。個人投資家でこれを検証することは難しいでしょう。
このようにスリッページは投資家側ではコントロールしようがないことですので、自衛手段としてはできるだけスリッページが起こりにくいＦＸ会社を選ぶしかないです。こちらも評判などを参考にしつつも実際は自分で試していくしかないでしょう。