デモ口座でまずは練習しよう
ＦＸをはじめてする人にとって大変なことは仕組みやルールを覚える事でしょう。専門用語ばかりで最初はちんぷんかんぷんだと思いますが、それらを覚えて行かないと始まりませんから最初はしんどくてもコツコツ勉強していきましょう。ＦＸ初心者で失敗する大きな原因としては無知があります。ＦＸは自己責任で自由にできるので、知識がなくてもお金を入れれば投資をすることができます。しかし、仕組みやルールを覚えていない状態でトレードをしても成功するはずもなく、あてずっぽうでトレードをするギャンブルのようなやり方になってしまいます。
だから、ＦＸ初心者であればまずはデモ口座で練習することが大事です。
デモ口座とは本番さながらの取引システムや条件で仮想のお金を入れた状態でトレードをすることができるもので、ＦＸ会社が無料で提供しているものになります。多くはメールアドレスさえ入力すればすぐに使えるようになります。最近では土日のレートが出ていない時でも仮想レートを出して練習できるようにしている所もありますので便利です。
特に物を買ってもいつも説明書を読まないめんどくさがり屋さんにとってはデモをいじる所からスタートするのが良いでしょう。やっていくうちに操作方法も覚えて行きますしルールも何となくわかってきます。そして、わからないことをＦＸ会社のＨＰなどで確認すれば素早く身に付くでしょう。ＦＸを勉強しても頭に入らないとお困りの人はぜひ、デモ取引からスタートする事をお薦めします。
デモ取引とリアル取引は全く違うもの
デモ取引はＦＸ初心者が使い勝手などを知る上では有効であり、まずはそこからスタートすることをお薦めしますが、デモ口座はあくまでもデモ口座であり、そこでいくら利益が上がっているからと言って本番でも同じ結果が出るとは限りません。これは多くの初心者が失敗することでもありますので注意してください。
デモ口座はリアル口座とほぼ同条件であればどうしてそうなるのか？と思われる人もいると思いますが、確かに条件等は同じです。しかし、大きく違うのは投資をするあなたの心理状況がお金がかかっている状態では全く違うのです。無料でいつでもリセットできるデモ口座と違って、リアル口座ではリセットなんてできません。これは大きな違いです。
人間はとにかく損をしたくないと思う動物です。一番行動に表れやすいのは損切りができなくなることです。ＦＸは値動きが上下するなかで値洗いがいくらマイナスであっても確定するまでは実損にはなりません。いつかは相場が戻ってくるのではないかと思うものであり、デモ口座ではすぐに損切りをして仕切り直しができていたことができません。そうすると損失が拡大し続けて1回のトレードで全てのお金を失う事も少なくありません。
利食いに関してもそうですね。デモ口座であればトレンドに乗って利益を伸ばす所でも、反転するのが怖くなりすぐに利益を確定させてしまいます。つまり、損は拡大して利益は小さくなる損大利小となってしまってトレードをすればするほど損をする結果となります。これは投資家の心理状況だけの影響がこのような結果を招くのです。
だから、デモ取引ではあくまでも使用感などを試すのであって運用はリアル口座で小さな金額から始めるのが鉄則です。そして、徐々に結果が出てくれば大きな金額でトレードをしていくことが望ましいのです。