メンタルが弱いと感じたら
ＦＸをしていると自分が決めたトレードルールできなくて、イライラしたり落ち込んだりしてしまうことがあります。どうしてあんな場面で売買してしまったのだろう、どうして事前に決めた損切ポイントで損切ができなかったのだろう、どうして利食いをもっと引っ張れなかったのだろう、と後で振り返ると反省点ばかりで自分自身が許せなくなってしまうことがあります。
そして、皆は口を揃えてこのように言います。
「メンタルが弱い・・・」
ただ、これは多くの場合、メンタルが弱いのではなくて自分が決めたトレードルールが曖昧であったり、トレーでは非現実的なルールである場合が多いです。チャートなどを見ると後講釈で何とでも解釈することができますが、リアルでトレードをしていると状況が違うので正しく判断することができない場合があります。
だから、メンタルが弱いと感じたら自分が決めたトレードルールが正しいのかを確認してみてください。正しいか正しくないかを確認するのは難しいかもしれませんが、少なくとも自分を責める前に自分の手法に改善の余地がないかを確認してほしいです。自分が悪い、精神的に未熟だから結果が出ないと思ってしまうとそれ以上成長はありません。
ＦＸはそのような精神論ではなく現実的なトレードで問題があることが多いため、必ず自分の人格を責めるのではなく手法を改善することを考えてほしいです。それをコツコツと積み重ねている人にだけ結果が出るヒントが生まれます。トレードでは自分を信じてポジションを取ることが大事なので、人格を否定してしまえば思い切ったトレードができません。
ポジションを持つ前に思いっきり考えて戦略を立てて結果を鑑みながら微調整していくことが大事です。そこに不安や恐怖をできるだけ持ち込まないようにするようにすることです。これは意識していないと難しいですが慣れてくれば、自然とできるようになってきます。ＦＸ初心者であればまずは失敗すればＦＸ手法を見返す癖をつけておくことようにしましょう。
人間はそもそも心が弱いもの
人間は他の動物と違って様々なことをイメージできるメリットも多いですが、半面で不要な恐怖や不安を感じることもあり、何もしなければ不安や恐怖のために行動が委縮してしまう行動パターンを取ってしまいます。これは人間である以上、大小はありますが必ずこのような行動をとってしまうのです。
だから、リスクと対峙し続けるＦＸでは不安や恐怖を感じないことは不可能です。要は、その不安や恐怖を受け入れてどのようにしてマネジメントしていくかが大事になるという事です。みなさんが不安や恐怖を感じるときはいつでしょうか？きっと、自分の想定できないことが起こることだと思います。暗闇を嫌うのはそのためです。見えないものは不確かなものなので、その状態をとても嫌います。
ということは、逆の発想でできる限り把握しておくという事が大事です。事前に自分が損できる範囲を決めておく、ＦＸ手法をマスターしておく、いつでも辞められるようにしておくなど自分が把握できるようにしておくと気持ちが楽になります。気持ちが楽になると思い切ったトレードをすることができますので、損切を早くできて利食いも伸ばすことがやりやすくなると思います。
この心理状況を知っていると知らないのとでは大きな差となります。特にＦＸ初心者であればこのあたりのメカニズムを知らないでトレードをすると思いますので、不安や恐怖におびえてトレードが小さくなりいくらやっても稼げないものになりますので注意が必要です。
何もしないと人間は不安や恐怖に委縮する
これは原理原則なので必ず肝に刻んでおいたほうが良いです。そして、それを前提としてトレードを有利に展開するために何をすべきかを事前に考えるようにしましょう。もし、今思いつかなくてもトレードをしていれば感じることが出てくると思います。ベテランや経験者というのはそられを取り除く術をしっているからこそ、相場で生き残っているといっても過言ではありません。