IMFについて
IMFとは国際通貨基金の略であり、通貨と為替の安定化を目標にしている国際連合の国際機関です。本部はアメリカのワシントンDC市に置かれており、加盟国は187ヶ国に及びます。そして1944年にアメリカのニューハンプシャー州で開かれた国際連合の金融財政会議、通称ブレトンウッド協定により戦後の復興策の1つとして1946年に29ヶ国で設立されました。
そして実際に主要な業務が行われるようになったのは1947年3月であり、国際通貨基金協定が発効し国際連合と結びつき、国連の専門機関となりました。それ以降は世界銀行と並び国際金融の秩序の根幹を成す重要な役割を果たしています。それからIMFの業務を説明すると加盟国の経済収支等が悪化した際などに融資を実施、国際貿易を促進したりします。
そして加盟国の雇用政策や国民所得の増大など、為替や金融の安定化に繋がる事を目的としています。また為替相場を安定させるため、経常収支の悪い加盟国への直接的な融資や為替相場の監視をする役目も担っています。それから加盟国の中央銀行のまとめ役の役目も果たしています。これらのようにIMFは世界経済において、大きな影響を持つ国際機関であります。