仲値算定の時間に為替相場は変動する
仲値は、日本において対顧客為替相場に適用される当日受け渡しの基準レートで午前10時にスポットレートを基準に各銀行ごとに5銭刻みで決められます。銀行が個人などの顧客を10万ドル未満の外国為替取引をするときに基準にするレートです。東京では9時55分ごろに仲値算定が行われます。東京市場では、この価格でドルを購入して支払う外国為替取引が多いようです。
仲値が不足する場合などは、算定時間にかけてドルが上昇します。円が売られやすくなります。この時間帯にFXトレードで為替差益を確保するトレーダーがいます。ドルの需給バランスが明確に示されるのでドルが不足しているかどうかの判断が容易にできるからです。短時間でのトレード差益になります。大きい変動もおきにくい時間帯なので初心者向きの日々のトレードの参考指標ともいえます。
欧州時間ではロンドンフィキシングが午前1時ごろ行われます。ここで金のスポット価格が決められます。ロンドン市場で決められる金の価格は世界の金相場の基準になります。金はドル建てで取引されるので、ドルの為替相場に影響をあたえます。NYオプションカットは、24時に行われます。商品相場でも為替相場でも価格が決められる(算定される)時間帯は変動するのでうまく把握できれば確実に利益が確保できます。